チームを強くする4つの方法
小矢部市のヤマシナ印刷専務、山科森様にインタビューしてきました。
山科さんがどんな人かというと
お仕事では 「ど真ん中名刺」というのを作られています
スポーツでは
小学校時代はホッケー
小矢部市はホッケーが昔から盛んなところで、4チームの学童のチームがあり
優勝チームは、必ず全国制覇をするので、2位になっても、全国2位の気持ちだったそうです。
高校時代は、ラグビーで3年連続で花園に出場
大学に入ってから、アイスホッケーを始めたそうです。
この時に、アルバイト先のマスター、カナダ人のゲンさんに師事されました。
ゲンさんは、カナダの大学リーグで選出されるほどの実力者。
山科さんの指導方法は、ゲンさんの教えがベースになっています。
怪我の為、現役を離れ、梅田メイプルリーフのヘッドコーチに就任。
1部リーグへの昇格も果たしています。
そんな山科さんから教えて頂いた勝利のキーワード
- マインドの継承
- ルールを知る
- チームプライド
- トランジション
1.マインドの継承
- チームの歴史が重要
- 設立当初のチームの理念、ビジョン、目的、など創立当時のことを継承する
- 指導者がチームに対して知っていることが大切。
ビジネスでいえば、
3代目の社長は、創業者に話を聞く機会がないことが多い。
なぜこの会社を作ろうと思ったのか、根底にあるものを知ることによりぶれない会社となる。- 例えば、常勝を使命とされている日大アメフト部、なぜ常勝にこだわるのか?
その理由がこれからのチームを支えて行く。
なぜ常勝なのかを考えていない事が悪質タックルにつながったのではないか?
- 例えば、常勝を使命とされている日大アメフト部、なぜ常勝にこだわるのか?
2.ルールを知る
- 競技、プレーには、変わらないルールがある。この変わらないルールを知り身に付けることが必要
- いつの時代も、新しいルールが出てくるが、変わらないルールがある
- アイスホッケーのキーパーは、『手を下に伸ばして守る』というルールがある。
それは、人は骨格的に手を上から下げるより、下から上に上げるほうが速く動くから。 - アイスホッケーでの相手との距離は、スティックを下に置いた時の2倍の距離を保つ など
- アイスホッケーのキーパーは、『手を下に伸ばして守る』というルールがある。
- プレーする戦術の中にも絶対的なものがある
- 集中するとは、パックだけに集中する事のように感じるが、①パックに集中 ②相手に集中 ③周囲に集中(周りの状況を見る)、の3つの視点で行動することが集中というルール。
- アイスホッケーで選手交代する時は、オフェンスの選手であってもデイフェンスの選手として入る。
3.チームプライド
- チームの一員としてのプライドを持つことが大切
- 同じチームのユニットで自分が点を取らなくても褒められる。点を取る選手以外の選手の働きが無ければ、点に結びつかない。自分がそのチームにいるプライドが大切。
- カナダのアイスホッケーでは、プロになれるか成れないかは、このプライドを持てるかどうかという点にある。
このプライドがあれば苦しくて折れそうになっても最後まであきらめずに戦える。 - 指導者がこのプライドを育てる。
- カナダのアイスホッケーでは、プロになれるか成れないかは、このプライドを持てるかどうかという点にある。
- 同じチームのユニットで自分が点を取らなくても褒められる。点を取る選手以外の選手の働きが無ければ、点に結びつかない。自分がそのチームにいるプライドが大切。
4.トランジション:
- 練習はうまいけど試合では使えない。 ポジションが変わると、技術はあるのに対応できない。
- 流れの中の変化を大切にする
- 相反する動作を、無理なくスムースに行う事が大切
- キャッチボールでは、球を捕るという動作と投げるという動作を行うが、この相反する動作を流れるように行う
- ひとつづつの動作ではなく、連続した動作としてとらえる
- テクニックではなくスキルを鍛える。
- 練習で障害物となる選手を配置する。障害物となる選手も流れを考えるようになる。
- 相反する動作を、無理なくスムースに行う事が大切
いろいろと、思い当たることがありませんか?
4つのキーワードを繋ぐものは、コミニケーション力だと感じました。
これからの コーチ OF コーチ に活かせますね。