じゃまくさいをなくす

今日は、CADの効率化のお話しです。

仕事には、探す という時間があります。
私はどちらかというと、気が短いので探し物に時間を使うのが嫌いです。

整理整頓という言葉がありますが、意味はご存知でしょうか?
整理するというのは、答えれる方も多いのですが、整頓という言葉の意味をご存じない方も多いようです。

整理とは、乱れた状態にあるものを整えること。
整頓とは、乱れたものかたづけ整った状態にすること。
※明鏡国語辞典より

つまり、整理とは定位置を決めて収納することで、整頓とはいつでも取り出せるような状態にすることです。

91歳の私の父親は、整理するのが好きで目を離すと台所が乱れた状態からきれいにかたずけられた状態になります。
ただし、どこにものをかたずけたのか忘れてしまいます。
つまり、次の料理をしようとしたときに、お皿やお玉が取り出せない状態になります。
整理はできるけど、整頓ができない状態なんです。

仕事でも、よく使うものは良いですが、半年前の資料や、5年前の資料がすぐに出てくる状態にあるでしょうか?

今のコロナの国の対応も似たようなところがあります。
多分、情報は整理されているけれども、取り出すのに時間がかかるシステムになっているのだと感じてます。
マイナンバーカードで対応速度、情報を取り出す速度を上げたいと考えているのでしょう

企業ではどうでしょうか?
大手の企業は、ビックデータを検索できるようなデータベースを持っています。
中小企業では、まだ紙ファイル管理のところもあるのでしょうか。

製造業では、図面という情報のいっぱい詰まったものをベースにものづくりを行っています
図面の整理整とんです。
使用するのが、一回限りの図面もあれば、リピート品の図面もあります。
設計時間を削減するために、図面を流用することも多いでしょう。

図面を流用するという作業は、コスト、品質、納期、を向上させる良い方法です。

ここで、検討しなければならないのは、図面の中からどの情報を検索するのか?
逆に、図面に書き込む項目を何するのか?
ということです。
図番、製番、客先名、品名、設計者、検図者、材料、重量、作図日、コメント、などは必要ですが、他にも独自のものがあるかもしれません。
また、流用した図番や、工程、不具合履歴、なども必要かもしれませんね。

また、紙図面というものもあります。
フリーハンドで書いた図面も整理できるようにしておくと時間が短縮されます。

ただし、ここには、情報を書き込むという事前の段取りが必要になることもあります。
いかにこの段取り時間を減らして、検索項目を増やすのかが、効率を上げるカギとなります。

私の入社当時は、ドラフターで図面を書いていたので情報も少なかったです。
CADの導入でこの情報の量も拡大し、情報の整理整頓がどれだけできているかで、作業効率も変わってきます。
3DCADではさらに情報量が増えてきます。

情報の整理整頓で、作業の効率を上げましょう

ご相談は、下記よりお願いします。

メール info@panproceed.com
山本敏行宛

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