理不尽に勝つ
新型コロナの影響で 高校総体の中止に引き続き、全国中学校体育大会も中止になりましたね。
スポーツの目標に勝つことを設定してる選手、監督も多いと思います。
悔しい思いをされていることと思います。
私たちの協会は、勝つというゴールの向こうにある人生のゴールを目指し、ゴールを目指す過程で人が育つことが大切 と話してきました。
こんな形で、勝つというゴールが無くなってしまい、また、これからもチームとして練習できない状況です。
スポーツは理不尽なことがいっぱいです。
こんな形での理不尽な状況でどんなふうに気持ちを作ればいいのでしょう
ラグビーの平尾誠二さんは 著書「理不尽に勝つ」の中でこんなことを書かれています
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まずは理不尽な状況に耐えなければならない。そして、それを乗り越えていかなければならない。そこでこういう提案をしたい。
「理不尽だな……」と感じた時には、こう考えてみたらどうだろうか。「そういう状況に置かれているのは、自分だけではない」
そして 「今の状況は、自分を強くするための試練なのだ」
そういうふうに気持ちを切り替えることができれば
理不尽を前向きにとらえることができれば、打ち克つ勇気が湧いてくる
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また、柔道のナショナルチームの監督の井上康生さんはブログで、こう書かれています。(抜粋させていただきます)
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生きていく中で誰しも「成功(=自分の目標を実現すること)」もあれば「失敗や挫折」もある。
「嬉しい、楽しい」こともあれば「悲しく、辛い」こともある。また生きていくなかで「自分で変えられること」と「変えられないこと」もあると思います。
でも、「挫折や失敗を活かし成功へと変えること」、「悲しく、辛いことを力に変えて嬉しさや楽しさに変えること」、「今は変えることができなくても、自分を変えることで未来を変えられること」は少なからずあると思います。
今日という日は帰ってきません。
強い志と希望をもって前を向いて生きていきましょう。
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中学、高校の部活で頑張っている選手や指導者の皆さんも、これからの未来の自分のために、今使える時間を前向きな時間にしてほしいと思います。
みんなで、コロナに負けないで乗り越えて行きましょう。