風と緑の楽都音楽祭2021 東儀 秀樹

風と緑の楽都音楽祭2021で 東儀 秀樹 さんのコンサートに行ってきました。

コロナ禍のなかで音楽会を行った方たちに感謝です。
金沢らしいという感じを受けました。

雅楽器での演奏を聴くには2回目です。

1回目は20年ほど前にならに旅行に行ったときに、聞きました。
踊りもあり、日本の文化に触れた感じです。

そういえば、結婚式でも聞いていました。

今回のコンサートは、そんなイメージとは全く違うものです。

篳篥(ひちりき) という楽器に演奏は、
以前聞いた楽器では、サックスの演奏に近いかもです。

かすれた息遣いや、音の上下のつながりなど、感情に響きます。

東儀さんの開設で知りましたが、
雅楽器というのは、1400年前に大陸から渡ってきてから
楽器の形状も、音色も変わっていないということです。
文化を守り続けてきた日本の頑固さ、ものへのこだわりも素晴らしい。

笙(しょう)という、結構式などで使う雅楽器は、
17本の竹で出来ていて和音を出せる珍しい楽器で、2000年前にヨーロッパに渡ってパイプオルガンになったとか

歴史を知ると、何となくそれだけで素晴らしさを感じます。

また、最近、叙情歌 といわれるものが、言葉が難しいからといって、教育の場から無くなってきていることを嘆いておられました。
最後に、仰げば尊しを演奏されていましたが、そういえば、卒業式の映像で、仰げば尊しを歌っている場面を見ないなぁ と思います。
隣のばあちゃんが、思わず口ずさんでいましたが、そんな風景も、これからの日本で見られなくなるのでしょう。寂しいですね

今回のコンサートで、心に残った一言は
リハーサルはやらない
何が起こるかわからないからわくわくする
わくわくを皆さんと共有したい
です。
深い深い音を出しながら、わくわくして演奏している
素晴らしいです。
そんな仕事をしたいものです。

東儀さんの演奏に、心を揺さぶられました。
ピアノの伴奏もやさしく素晴らしい伴奏です。
コロナの中でも、心が癒されました

また機会があれば、聞きたいと感じました。

今回のコンサートでも演奏してくれた曲があったので、アップさせていただきます。
(45) 【枯葉】東儀秀樹 東儀典親 ピアノ演奏 – YouTube

 

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