コーチにフィードバック
コーチングで、フィードバックを行うのは、人は自分の事が見えないから、鏡のように、どう見えているかを伝えることにより気づきを引き起こすからです。
スポーツの世界では、選手の練習風景や試合の様子を動画にとって見てもらう、という事を行います。
これは、選手が、自分がどう行動しているかというところから、気づきを引き出す、選手に対するフィードバックです。
では、指導者自身はどうでしょうか?
スポーツの指導者自身、自分の指導方法が見えていない場合が多々あります。
「教えないスキル」 という本の中で 佐伯夕利子 さんは、こんな体験を語っています。
スペインのビジャレアルというチームでのことです。
自分たちの指導を振り返るために、ピンマイクとカメラをコーチに付けたそうです。
そして、言葉と行動のフィードバックを他のコーチからも江合ながら、自分自身の指導を振り返り、気づかないままに長年指導して事に気づかされるたびに
今この瞬間は痛みを伴うけれども気づいて良かったのだ と言い聞かせたそうです。
こうした方が良いと思っていても、今までの習慣や癖は、無意識に怒ってしまいます。
選手だけでなく指導者も、自分自身を動画にとって、振り返りすることが、指導を考える上で効果が上がるのではないでしょうか。