思考が変われば言葉が変わる
前回、ダニエルキムの 組織の循環モデルについては書かせていただきました。
このモデルに沿った名言があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサの言葉です。
この言葉の前に
人との関係に気を付けなさい、それはいつか思考になるから
というのを付けてみるとモデルの意味が見えてきます。
関係性が良くなると、相手に対する感じ方が変わります。
関係性が悪いと、指導者は自分に考えや、過去の経験を選手に押しつけます。
すると、選手の思考は、依存的になり、言われたことしかやらなかったりします。
選手に対する言葉掛けも、脅迫だったり、緊張を感じる言葉になります。
選手は忖度して行動したり、手を抜いたりするようになります。選手は、
他人事のようにしかプレーが出来なくなってしまいます。
その結果は、どんな結果になるでしょう。
良い結果が出たとしても、選手の成長を止めてしまう可能性があります。
関係性が良いと、対話が生まれ、お互いの言語能力が上がります。
お互いが認め合える関係性が生まれれば、対話の中から、アイデアや共感が生まれます。
その結果として自発的行動が生まれます。
結果が出なくでも、習慣になり、人格に影響が及び、選手の成長が促されるでしょう。
関係性を良くすることを目的に、指導を行うことを考えて見ましょう。