短い時間で成果を上げる練習とは?【2】

短い練習で、成果を上げたチームがあります。

それは、日本大学アメリカンフットボール部フェニックスです。
私のスポーツコミュニケーションBASIC1研修でご紹介させていただいています。

3年前の悪質なタックル事件で、日大アメフト部は、公式戦に出場が出来なくなりました。
当時の監督、コーチは総辞任しました。
また、当時の4年生もその後試合ができずに卒業しています。

当時の選手たちの気持ちはどうだったのか?
オフェンスの司令塔クウォーターバックの林君は
気持ちが腐っていた
と話しています。
とても理不尽な状況の中で、彼の気持ちは察するに余りあります。
彼には、1年生からレギュラーで甲子園ボウルでの優勝という経験もありました。
本来なら、輝かしい4年間が待っていたはずです。

その後、監督として就任したのが橋詰監督です。
橋詰監督は、立命館大学で2度の大学日本一の座を獲っています。

橋詰監督の行ったこと
今までの練習時間は、監督から与えられた練習を納得いくまで毎日遅くまで行っていました。
それを、細かなメニューで指示して、21時に練習場のライトを消してしまうというものでした。

やり方は、選手に任せるというものです。
最初は、どう練習してよいのかわからず なかなか満足いくまで練習ができなかったといいます。
どうしたらよいのかを 選手が自ら考える。
選手が 考える ということを重視した練習です。

結果として、今年の関東リーグでの優勝し甲子園ボウルへ出場を果たしました。

ここでも、イチロー選手が言ったように
長い時間練習することは、人の本能として手を抜いてしまう
こんなことが起こっていたのかもしれませんね

それまでの量の練習から質の練習へ
与えられたいた練習から考える練習へ
チームの思考の質を、橋詰監督は変えたのです。

最初のころは、監督と選手たちがぶつかったといいます。
プレーで踏み出す足が、右足か左足かで、3時間話したこともあったそうです
前述の林君も監督と練習方法にでケンカしたと語っていました。

これで勝てるんですか!
と監督に聞いたら
勝てる!
と監督は言ったそうです。

監督の選手を信じる力、自分自身を信じる力があったからこそ言える言葉ですね。

橋詰監督は
人間としての成長を行うことが、勝つことにつながる。
というような発言をされていました。

林君は、ツイートでこんなことを言っています
橋詰さんの元でフットボールを学び、愛せたこと 自分の一生の財産になりました。
アメフト選手としてはもちろんの事、人として本当に沢山の教えを頂き、今の自分が構築されたと思います。

人としての教えは、勝負に勝つ ということだけではなく、社会に出た後も役に立ってゆきます。

主体性のある考える選手の育成にご興味のある方は、日本スポーツコーチング協会のBASIC1研修にご参加ください。
全国で行われています。
スポーツ指導者の方は、日本スポーツ協会のマイページからお申込みいただけます。

私の研修への参加はこちらから

スポーツコミュニケーション BASIC 1 研修 2/14 福井開催
https://www.kokuchpro.com/event/7483c584fcc91e3e98c64163bd1725e5/

香川: 3/6(土)  13:30~16:40/ 香川県教育会館ミューズホール
https://www.kokuchpro.com/event/fb7e90677a0e9f407723ba0823f709b4/?fbclid=IwAR2- Ut0e_lhZNLlKlug8eZVU6UwmbJurjqv1WPO0gwVj6VaKWiVCm3oo0Iw

愛媛: 3/7(日)  13:30~16:40/ 愛媛県民文化会館
https://www.kokuchpro.com/event/130165172712009838a99c9b1b435dd8/?fbclid=IwAR0AZv_V2Odw9UnqsesYwICGCBn407b2W2K6R7I20_vUp2kY UeqnCeY5rXA

スポーツコミュニケーション BASIC 1 研修 3/20 金沢開催
https://www.kokuchpro.com/event/3a4ad5484f62eb466f83a921bad46a46/

スポーツコミュニケーション BASIC 1 研修 3/27 敦賀開催
https://www.kokuchpro.com/event/4ee17f16d6b5227dd47d04edcc6d93ee/

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