AAR と 改善
AARとは何か?
スポーツコーチングの研修で AAR をご紹介しています。
アクションアフターレビューといいます。
これは、練習や試合で、問題が起こったたり、課題のプレーを行った直後にプレーについての振り返りを行うというものです。
一昨年、9連覇中の帝京大学ラグビー部の主将の堀越君が協会に来て教えてくれました。
今は、ナショナルチームの女子7人制ラグビーサクラセブンズでも行っています。
たとえば、タックルを行った後すぐにプレーを止めて選手を集めて、
何をしたかったのか?
どうだったのか?
何が起こったのか?
これからどうするのか?
やってみよう!
という行動をチームで行います。
相手選手が、抜けてきたので、止めようとしてタックルしました。
タックルを外されて、相手選手が抜けていきました。
タックルしたのが、腰のあたりだったので今度は、膝より下に行きます。
やってみよう!
という感じです
このようなAARをなぜ行うかというと、プレーが起こった後、しばらくたってから あのプレーはどうだった? と聞かれても、忘れてしまうからです。
感覚を覚えているときに、すぐに言葉で振り返りを行うことにより、プレーの内容が明確に整理されます。
ワンアクション、ワンレビュー、で繰り返すことにより、スキルが向上します。
セブンズでは、以前は ワンプレー、ワンアクション、(プレーが1セット終わった時点)で振り返りを行っていましたが、今は、動作を行った直後に行って、成果を上げています。
改善作業も同じです。
ある工作機メーカーの組立課では、胸ポケットに、白色の厚紙で作った改善カードを入れて、改善を進めました。
改善の項目も、思いついたことを後で書こうと思っていて、書けなかった経験はありませんか?
職場で作業をしているときに、ワン作業、ワンアクション、で、思いついたことをすばやく カードに書くようにしていました。
小さな改善でも、たくさんあると効果も大きくなります。
簡単にでいいので、改善項目だけでなく、状況も書いておくと、後で見直しをしたときに思い出しやすくなりますね。
固めの厚紙なので、くしゃくしゃになることもなく、取り出しも簡単で、作業の邪魔にならないような工夫もいいなって思いました。
改善作業も、AARで
あなたの職場も、きれいで、効率の良い職場にしてみませんか?