【ものづくり】伝動要素

ものづくりで欠かせないのが、伝動要素。
力を伝える要素です。
今回は、要素がユニットとして購入できるものを取り上げます。

どんなものがあるかというと
チェン、ベルト、歯車、ロープ、などなど です。

それぞれに、長所と短所があります。
コスト、環境、音、伝達効率、強度、使用条件、納期、  などなどです。

一般的に多く使用されているものは、コストが安い、納期が短い
かみ合いで動力を伝えるものは、効率が良い
摩擦で使用されているものは、騒音が少なく高速で使用が可能
金属性の要素は、強度が大きい。
樹脂製の要素は、さびない環境に強い

それぞれの要素の中でも、長所を伸ばしたり、短所をなくしたり、とさらに増えてきます。
設計をする場合に、既存の製品を流用する場合には、特殊な要素を付加したものを使うことが多いです。

私が、機械設計をしていた会社は物流機器の製造を行っていたので、いろいろな要素を使わせてもらいました。
楽しかったです。

たとえば、作業現場では音の問題があり、低騒音の要素を使用します。
冷凍環境には、低温使用の要素を使います。
高炉の近くの機械には、熱に強い要素を使います。
放射線の多いところでは、材料を変えた要素を使います。
クリーン環境では、錆に強い要素を使います。
高速で稼働する機械には、高速で、使用できる要素を使います。
メンテナンスが難しい環境では、長寿命の要素を使います。
伝達するスペースが小さい場合には、小さくても伝えれる要素を使います。

伝達するといっても、駆動部分の力を可動部分に伝達する用途と
稼働する部分をつなぐという伝達するという用途があります。

また、伝達を補助するための要素もあります。
チェンには、スプロケット
ベルトには、プーリー
ロープには、シーブ
歯車は、形状

これらのコストや強度や環境の考慮も必要ですね。

伝達機器といってもいろいろな使い方があります。

次回から順番に紹介してゆきますね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です