【四国遍路とコーチング】 この棒何?

2018年9月から2019年5月にかけて3回に分けての区切り打ちを行いました。
定年でものづくりの仕事に区切りをつけて退職したのが2018年9月です。
お試しで1週間のお遍路を始めて、空海さんがコーチングしてくれるような修行の旅でした。

その時の学びや感動を、少しずつ書いてみようと思います。

実は、2020年に入って、2回目の遍路旅を行っています。
2020年は空海が「弘法大師」号を醍醐天皇から授与(延喜21年:921年10月27日)いただき1100年の記念の年です。
しかもうるう年の逆打ちの記念の年です。
歩ける限り歩いて見ようと、昨年仕事に合わせて88番札所から逆うちを始めました。
1年歩いて、ようやく讃岐の国を抜けるところまでたどり着きました。
3月には、仕事を絡めて伊予の国を回る予定です。

遍路には、持ってゆく道具があります。
菅笠、白衣、金剛杖、数珠、輪袈裟、線香、ろうそく、納札、お経本、納経帳



今日は、金剛杖について

逆うちを始めてのことです

公園で休憩を取っていると、小学校1年生ぐらいの女の子が近寄ってきて
この棒何?
と聞かれました。

金剛杖といってもわかりませんよね
そもそも、金剛杖は、空海さん なのです。
空海さんの身代わりという感じでしょうか
遍路宿に着くとおかみさんが杖の汚れを拭いてくれます。
その杖を床の間に置きます。
空海さんを、リスペクトしているんですね。

また、松山付近で道に迷った時に畑の爺さんに道を尋ねました。
じーっと私のかを見た後に
あんた、杖を持っているんだろ、杖に聞いてみなさい
といったんです。
かなり歩き疲れてたので、なんちゅう爺や と思いつつ足を進めると、
そこには、白い砂浜に青い空、散歩する老夫婦や砂で遊ぶ子供たち
疲れた気持ちも飛んでゆきました。
空海さんは、これを見せたかったんだ とほっこりした気持ちになりました。
その時思ったのが
すべてのことには、理由があるんだ
ということです。


金剛杖を持って歩くということは、空海さんと2人で歩いている、同行2人 ということです。
山道では、支えてくれます。
平坦な道では、リズムを取ってくれます。
道も案内してくれます。

また、この杖の握り手には、梵字で 空・風・火・水・地 の文字が書かれています。
道中で行き倒れたときに「墓標」とする意味です。
昔の人は命がけです。
山の中の遍路道の道端には、亡くなった人の小さな墓が見られます。

この金剛杖は、4面でできているのですが、「発心」「修行」「菩提」「涅槃」の四つの門を表しているといいます。
人は死ぬと、この4つの門を通って浄土へ行くと考えられているそうです。

話はそれますが、この4つの面は遍路を回る順番も示しています。
「発心」 阿波の国 遍路を回る覚悟を決める
「修行」 土佐の国 遍路を回る足を作る
「菩提」 伊予の国 煩悩を捨て去り、悟りを得る
「涅槃」 讃岐の国 一切の煩悩から解放され、感謝と至福を感謝する
歩いてみて、よくできている感じました。

最初の杖の話に戻りますが、
この棒何?
と聞かれて、この中には偉いお坊さんが入っているんだよ
って答えてしまいました。
ふーん という顔をして、遊具のほうに戻ってゆきました。

空海さんが、私に杖の意味を考えさせてくれたのでしょう

休憩が終わって、杖の意味を考えながら歩くのも楽しい時間です。

すべてのことには、意味があるんです。

そう思うと、どんな苦難も、挑戦する気持ちに変えられます。

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