メンテナンス部品のメンテナンス

組立・製造を行う会社のとって、メンテナンスで得られる利益は大きなものとなる。

ただし、製品購入時に、購入部品、消耗部品、の納期・金額を書いたものを顧客に渡す必要がある。

この作業を行わず、メンテナンス部品の見積もりを出すと、金額交渉が始まってしまう。

事前に、部品寿命と、部品の金額を取扱説明書に書いて提出すると 次のようなメリットが生まれる
1.部品の寿命期間になった時に、メンテナンス作業の見積もりを提出できる
2.部品の金額交渉が生じにくいい
3.部品の納期管理がしやすい
4.部品のコスト管理・在庫管理がしやすい
5.メンテナンス部品が制作不能の場合は、新規契約のきっかけとなる
6.顧客との信頼関係が深まる
7.顧客も予算を組みやすい
8.顧客からの故障に対する苦情が減る

 

大手の製造メーカでは行っていることだが、
事前の備品寿命と金額をセットで提示していない会社は少なくない。

 

また、顧客との部品のデータベースを準備しておくことで、
作業の効率化も図れる。

 

購入部品の価格を例にとってみよう

OMRONの光電管 E3Z-T61 0.5M 透過型(投光器+受光器)の場合
通常販売価格  ¥10,200  OMRONで購入
モノタロウ価格  ¥8,290 モノタロウで購入
モノタロウでの購入価格よりも、自社購入価格が安ければ、安い分が利益となる

また、自社で製造する消耗部品については、言い値で提供することができる

自社での販売価格と納期を事前に納品時に取扱説明書に載せておくだけで、お客様は納得して交換してもらえる。

 

営業・設計・メンテナンス 各部署の連携が必要となる作業である。
めんどくさそうに見えるが、テンプレートを作っておけば作業効率も向上する。

 

利益が上がる販売を考えてみてはどうだろうか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です