冷凍仕様(1)

金沢の積雪 46センチ のようです。
日がさしていますが、近所総出で除雪を行ってます。
ちょっと休憩です。

家内の車のエンジンがかかりにくくなっています。
寒冷地仕様ではないからか、寒くなるとバッテリーが弱くなります。

北海道に入れた機械は、大丈夫かしら
この時期になると考えます。

では、機械を設計するときにどんなことを注意すればよいかというと

①摺動するところには、油の問題
②樹脂やゴムには、耐寒性の問題
③熱処理をした材料には、性能劣化の問題
④接着している面については、接着性の問題
⑤センサーなどの電子機器には、機能低下の問題
⑥材料自身には。機能劣化の問題
⑦エアーを使っている場合の結露の問題

などがあります。

機械要素の寒さの基準は?
というと
だいたい、ですが、-10度ぐらいまでと、-25度ぐらいまでと、それより冷たい世界に分かれているようです。

これは、摺動面を潤滑する油の性能と、材料自身の性能の変化が生まれるからです。

倉庫の中に機械を入れることがあります。
最近は特に冷蔵冷凍の倉庫の中で自動的に仕分けや加工を行う機械があるようです。
倉庫の分類から言うと
常温倉庫 外気と同じ温度で使用されている倉庫
低温倉庫 20度から10度までの一定の温度に調整されている倉庫
冷蔵倉庫 10度以下の温度に調整されている倉庫
冷凍倉庫
チルド級    10度から-20度に調整されている倉庫
フィローズン級 -20度以下に調整されている倉庫

私は以前、-28度の倉庫に入った機械を見に行きましたが、真夏なのに、スキーウエアを着こんで、3分と中に入っていられませんでした。その外側にある -10度の部屋が暖かく感じたものです。

北海道に納品した機械は、通常の仕様(屋内)でしたが、冬の間は本当に動いているのかしらと心配になります。

冷凍仕様については、順番にご紹介したいと思います。

 

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