加賀野菜のそれぞれの物語

加賀野菜のそれぞれの物語 松下 良 著

加賀野菜についての本を読んでみました。
筆者は種屋さん、1861年から続く野菜の種を売るおっですちゃんです。

石川県は、農林水産品のブランド品が多い県のように感じてます。
ブドウのルビーロマンや蟹の輝など、石川県民はブランド好き?

他県にいって、JAなどによって眺めていても、石川県ほどブランド野菜が並んでいる県も珍しい。

この本には、生産量が減ってなくなりそうになった加賀野菜について書かれています。

加賀レンコンの特色の粘り気や土掘りの特徴、源助大根はおでんに最適、源助さんの名前の由来など
加賀藩との関わりや、作り方など、心をくすぐる内容です。

加賀野菜についての知識を深めようと読み出しましたが、筆者の加賀野菜に対する熱い想いが感じられました。

加賀野菜は、金沢の特殊な地層と四季の変化が生み出した野菜である事にも驚きました。
最近は、野菜で四季を感じることが少なくなってきましたが、
春は芽、夏は葉、秋は実、冬は根、とヒスyが言っているように、
加賀野菜は四季を感じさせる野菜だと言うことにも気づかされました。

そして何より、金沢市民の食に対する感じ方や料理に対する愛情が、加賀野菜を育てたのです。

金沢に住んでいて良かったと思わせてくれる一冊です。

今晩はどの野菜を使った料理を作りましょうか。

「画像提供:金沢市農産物ブランド協会」

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