楽しんで考えてプレーする
奇跡のレッスンを久ぶりに見ました。
今回は、野球です。
中学生のクラブチームを元大リーガーの岩隈選手が指導します。
指導する時の軸は、「楽しんで 考えて プレーする」
最初に行ったのが、良い言葉掛けを行う という事でした。
これって、私たちスポーツコーチング協会が行っている、スポーツコミニケーション研修で行ってることと同じです。
声が出てないでしょ、聞こえるように出さないと意味ないって、とか
選手は、毎日怒られているんで慣れてるんで という感覚です。
よく見られる風景ですね
指導者は、こうすればよいという自分の経験から、選手たちにプレーを求めているのはわかるけれども、選手にとってはどのように感じているのか?
このチームのように、怒られるように感じる指導が当たり前になってくると、プレーするモチベーションも下がるし、指導者にプレーを依存して自分のプレーを考えなくなってしまいます。
お互いに良いプレーに言葉がけすることを岩隈選手が提案すると、選手が活き活きと楽しそうにプレーするようになりました。良いプレーに言葉がけされると、良いプレーのイメージが作られるのと、プレーに自信が生まれで、自分自身に自信がつく。それがまた良いプレーにつながっていく。言葉がけの違いが、選手の成長に関わってくるという事を感じさせてくれました。
話しは変わりますが、先日高校女子ソフトボールの試合を見に行ってきました。
ある監督は、点が取られ続けるとベンチから大声でプレーについて怒鳴っていました。
指導している内容についてはたぶんあっていると思いますが、選手たちは委縮してシーンとしてます。その後、守備が終わって円陣を組んでも、選手たちはうなだれて指導者の方の話を聞いてます。攻撃になってもベンチからは声が出ません。指導者の方が声で負けてるぞ!と言ってもなかなか声が出ません。たぶん 普段から良いところを声掛けする習慣ってついていないのかなぁって感じました。
このチームの主役って誰?
君たち自身が主人公だから、思い切ったプレーをしながら、声を掛け合って、いい形を作っていこう。
自分達で考える野球をめざそうというように私には聞こえました。
自分の体験を開示し、選手たちに考える事を促し、選手たちを認めながら楽しくプレーする姿は素晴らしいと感じました。
私のスポーツコミニケーションでも 伝えて行きます。