自己基盤
自己基盤を築くことがコーチングのベースになる。
コーチとして、自己基盤は大切ですよと
銀座コーチングスクールでご紹介しています。
自己基盤とは?
私の場合よく口にするのは、何か問題が起きた時に
『自己基盤が問われている』
と言ったり、心で思ったりしています。
スクールでは 人間性 です。
という説明を行っています。
具体的にどんな 人間性 でしょう
一昨年、四国にお遍路に行ってきました
仏教と言いても、あまりそれまでは熱心な方ではなく。
実は今でもそれほどではありません。
長男なので、お寺さんとのおつきあいをしている程度です。
お遍路の中にも、人間性について考えさせられることがたくさんありました。
お接待という習慣が四国にはあります。
慈悲の心で接することのようです。
暑い日差しの中、汗みどろで歩いていると
スーパーから出てきたおばさんが、自販機で冷たい水を買って手渡してくれました。
あの時のみずのおいしさ、胸の中にしみわたる冷たい水の心地よさは、忘れられません。
仏教でいう慈悲とは何か?
空海さんが、京都で高僧との問答で問われたそうです
慈悲とは何か?
「抜苦与楽」
と空海さんは即座に答えたそうです。
苦しみ無くし、楽を与える
問題解決や目標達成には、苦しみが付きものです。
その苦しみを楽しさに変えて目的を達成すること。
そのサポートをすることでしょうか
その為に、愚痴 を言わない
慈悲の反対言葉は 愚痴 だそうです
嫉妬しないとか、喜びを共有できないとかの意味も含みます。
おめでとう という言葉をかけながら、違和感を持っていることってありませんか
すべてのことに感謝の気持ち、尊敬の気持ちを持つことのように思っています。
なかなかで出来ませんけどね
抜苦 とは、たんなる問題解決ではありません。
例えば、年収を上げたい という目標があったとします。
目標が達成できたとしても、何にために、どんな感情が欲しいから
というよな、目標の向こうにある自分の欲求、ニーズ、価値観 がわからなければ
また同じような問題が起こります。
コーチングでは、自らが自分のニーズを考えるので、コーチがいなくても行動できるようになります。
その為にコーチは、慈悲の心を持つことが必要なのだと感じました。
慈悲の心があるコーチだからこそ、何でも話せる気持ちになるのでしょう
コーチにも、目先の問題解決以上のものを見る感覚が必要なのでしょう
慈悲の心でコーチングを行う。
その目的は、「抜苦与楽」。
その為には、愚痴を言わない
自己基盤を築づき続けることを、今年も続けます。