「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
というのがありますが、
まずは、
やって見せて、表情や態度で情報を与える
言って聴かせる方法を使って理解してもらい
説明をしながらやらせる。
この順番で行うと、人は行動を起こしやすい
という事だと感じてます。
あなたが、会話で話を伝えたい時には、何で伝えているでしょうか
言葉で伝えている
そう答える人はほとんどですね
実際にはどうでしょうか?
スポーツコニュニケーションでも、このことをご紹介してから会話のセッションに入って行きます。
人には五感というものがありますね
見る、聴く、匂う、味わう、触る
です。
日常生活では、この五感は均等に情報を取っていると思いますか?
そうなんです。
五感を使って、情報を取る量がそれぞれ違います。
実はこんな感じです
視覚(見る) 83%
聴覚(聞く) 11%
嗅覚(匂う) 3%
味覚(味わう) 2%
触覚(触る) 1%
微妙な数字に違いはありますが、視覚でほとんどの情報を取っているんですね
そして
なにで情報が伝わるか?
A,言葉のリズムや声のトーン
B.言葉や文章
C.表情や態度
どの順番だと思いますか?
C.55%
A.38%
B. 7%
と言われてます
メラミアンの法則です
ここからわかることは、
人は、言葉や文章ではなく
見た目や聞こえる音で、情報をとらえている
という事です
言葉以外のもので、情報を伝えることを
ノンバーバルと呼んでいます。
子どもが言う事を聞かない時、
いくら言葉で差としてもダメなんです。
スポーツの選手に言葉で上手なプレーを説明してもダメなんですね
山本五十六の有名な言葉で
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」
というのがありますが、
まずは、
やって見せて、表情や態度で情報を与える
言って聴かせる方法を使って理解してもらい
説明をしながらやらせる。
この順番で行うと、人は行動を起こしやすい
という事だと感じてます。
たとえば、野球で試合中にエラーをするとします。
監督が呼んで
何やってんだ、状況を把握してないからエラーするんだ!
と怒鳴ったとします。
選手は理解しているでしょうか?
選手が持ているのは、監督の表情や動作、
そして、声のトーンや言葉の強さです。
言葉の内容は、伝わりにくいのですね
へは、どうすれば良いか?
選手が考えやすいように、動作を交えて、選手が委縮しないような話し方や態度で説明することが、選手が理解することにつながります。
ただ、笑いながらというのではありません
指導する時の気持ちも、態度や言葉の調子や大きさに現れます。
毅然とした態度で接することも大切ですね
私たちコーチの中でも あこがれのインドのコーチの話があります。
インドの有名な-コーチのところには、毎日世界中から、大企業の社長や有名人が集まります。
で、集まった人たちが聞くんです。
「これについては、どうしたらいいでしょうか?」
すると、インドのコーチは、髭をなぜながら
「うむ」
と言います。
すると、聴いた人は
「わかりました!」
と言って、問題を解決、行動するんだそうです。
つまり
態度や表情、声のトーンやリズムだけの一言で行動変容が起こる
そんなコーチになれたら、最高です
ノンバーバルな話し方は、スポーツでだけでなく、ビジネスでも親子関係でも効果があります。
相手の行動を促す時に、表情や態度、話し方の注意することを心がけてみてくださいね。